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適応症

【鍼灸の適応症】更年期障害(ホットフラッシュ・イライラ・不眠など)

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「鍼灸は更年期障害に効果はある?」
「マッサージや整体では良くならないけど、鍼灸でよくなる?」

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鍼灸師さとう

こんにちは!吉祥寺メックス鍼灸院の佐藤です。

更年期障害は鍼灸治療で改善することが期待できます。

鍼灸治療を行うことで女性ホルモンの分泌が促進されたり、自律神経のバランスが整い、症状が改善すると考えられています。

✔ この記事のポイント
  • 更年期症状は鍼灸で改善が期待できる
  • 週に1回の頻度で継続して受けるのが重要
  • 症状・鍼灸の効果には個人差もある

「更年期症状」は
鍼灸で緩和・改善が期待できます

このような症状でお困りではないですか?

  • のぼせたり、顔がほてる
  • 寝たいのにぐっすり眠れない
  • 疲れやすくなった
  • イライラする・怒りやすくなった
  • 肩こり・頭痛・腰痛などが起きる
  • 更年期障害とは

    40代以降に女性ホルモン(エストロゲン)分泌量の低下が原因でおこる自律神経失調症に似た症候群。それにより日常生活が困難になることを「更年期障害」といいます。閉経前の前後5年間をあわせた10年間を「更年期」といいます。

    更年期の症状

    自律神経失調症と同様の症状が現れます。

    閉経前

    身体的症状

    • 生理不順
    • のぼせ
    • 顔のほてり(ホットフラッシュ)
    • 脈が速くなる
    • 動悸・息切れ
    • 発汗異常
    • 耳鳴り
    • 頭痛
    • めまい

    精神的症状

    • 興奮状態
    • イライラ
    • 不安感
    • うつ
    • 不眠

    閉経後

    閉経後には閉経前の更年期症状にくわえて以下のような症状も起こり得ます。

    • 膀胱炎
    • 尿失禁
    • 腰・膝・肩などの関節痛
    • 眼や喉などの粘膜異常
    • 無気力感
    • 疲労感

    女性ホルモンであるエストロゲンは筋肉や腱などの関節支持組織の柔軟性を維持する働きがあります。

    エストロゲンの分泌が減少すると柔軟性が徐々に失われ、手足のこわばりや関節痛・腰痛・肩こりとして症状が現れることがあります

    更年期障害に対する鍼灸治療

    鍼灸治療を行うことで女性ホルモンの分泌が促進されたり、自律神経のバランスが整い、症状が改善すると考えられています。

    また、鍼灸治療は筋肉の緊張緩和や血流促進の効果がつよいので、更年期の症状である肩こりや頭痛などにも効果的です。

    実際の更年期障害に対する鍼灸治療

    その人それぞれに出ている更年期症状は異なるため、しっかりとお話をお聞きし、それに合わせた鍼灸治療を行います。

    ホルモンバランスが乱れている場合には自律神経のバランスも乱れていることが多いため、全身に鍼やお灸をして、自律神経の調整もします。

    特効穴

    婦人科経疾患に対しては三陰交・陰陵泉・中極・関元・曲泉などを基本穴として使用します。

    更年期障害である場合には八髎穴(上膠・中膠・次膠・下膠)や陰部神経刺鍼などもおこないます。

    更年期障害に対する鍼灸治療の効果

    869人が参加した12の研究をメタアナリシスで解析した結果は以下の通りでした。

    ・鍼治療は、ほてりの頻度と重症度を有意に減少させた

    ・更年期評価尺度(Menopause Rating Scale)の心理・身体・泌尿生殖器のスコアを有意に減少させた

    ・更年期特有のQOL(生活の質)アンケートの血管運動サブスケールスコアを改善した

    ホットフラッシュの頻度および重症度に対する長期的効果(最長3ヶ月)が認められた

    Hsiao-Yean Chiu et al. Menopause 22(2):p 234-244, February 2015. Effects of acupuncture on menopause-related symptoms and quality of life in women in natural menopause: a meta-analysis of randomized controlled trials”のAbstractより

    この研究では、鍼治療は自然閉経をした女性に対して、ホットフラッシュの頻度および重症度、更年期関連症状、QOL(血管運動領域)を改善することが確認されています。

    更年期障害の鍼灸治療の頻度は?

    まずは週1~2回の頻度で1ヶ月間の鍼灸治療を受けるのがオススメです。
    多くの研究でも鍼灸治療の頻度は週1回以上となっています。

    症状が落ち着いてくれば、2週間に1回、月に1回など治療の頻度を落としていき、症状が良好な状態を保てるようにします。

    症状の強さや鍼灸治療の効果の現れ方には個人差があるため、効果を実感するのに数ヶ月程度の継続的な治療が必要になることもあります。

    実際に鍼灸治療を受けてみて、どのくらいの頻度で継続していくかを担当の鍼灸師と相談して決めるのが良いかと思われます。


    佐藤 長快

    佐藤 長快

    鍼灸師(国家資格). 公益社団法人 全日本鍼灸学会 正会員. 日本良導絡自律神経学会 正会員. 東京医療専門学校鍼灸専科 卒業. せんねん灸セルフケアサポーター. 日本良導絡自律神経学会の元副会長 後藤公哉先生に師事. 上海中医薬大学 短期留学 推拿コース修了. 上海中医薬大学 短期留学 解剖コース修了. メンタルケアスペシャリスト養成講座 基礎課程修了. 認定NPO法人 健康医療評価研究機構(iHope International) e-Learning 型 Midcareer Academic learning Program 臨床研究オンライン学習プログラム修了.

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