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適応症

【鍼灸の適応症】坐骨神経痛

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「坐骨神経痛は鍼灸でよくなる?」
「脊柱菅狭窄症やヘルニアがあるけど、鍼灸でよくなる?」

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鍼灸師さとう

こんにちは!吉祥寺メックス鍼灸院の佐藤です。

坐骨神経痛は鍼灸治療で改善することが期待できます。

坐骨神経痛といっても人それぞれ原因となる場所が違うので、しっかりとそれぞれに合わせた鍼灸治療をすることが重要です。

脊柱菅狭窄症やヘルニアなどがある場合には治療期間がある程度かかりますが、症状の改善は期待できます。

✔ この記事のポイント
  • 坐骨神経痛は鍼灸で症状の消失・改善が期待できる
  • 脊柱菅狭窄症やヘルニアなどの器質的問題でなければ比較的早く良くなる
  • ブロック注射より鍼治療の方が効くこともある

「坐骨神経痛」は
鍼灸で痛みの緩和・改善が期待できます

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びる坐骨神経が圧迫や刺激を受けることによって起こる痛みやしびれのことです。特定の病気が原因となるものではなく、坐骨神経の圧迫によっておこる痛みのことで、様々な原因や症状があります。

坐骨神経痛は中高年の方に多く見られますが、若年層でも腰椎椎間板ヘルニアなどが原因となり坐骨神経痛となることもあります。

坐骨神経痛の症状

以下のような症状が起こります。

・体を動かすと足の痛みが強くなる

・安静にしていてもお尻や足が痛くて眠れない

・足だけではなく腰にも痛みがある

・痛くて立っていられない

・歩くだけで痛い

お尻、太もも、すね、ふくらはぎ、脚、膝の裏、足先などに鋭い痛みやしびれるような痛み、締めつけ感などの症状があらわれます。

症状は、脚やお尻の一部分だけに強く感じることもあれば、全体に感じる場合もあります。症状によっては歩行困難や立っていることもできないほどの痛みです。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛を引き起こす原因は、主に以下の3疾患によることが多いです。原因となる疾患が特に無いこともあります。

腰椎椎間板ヘルニア

何らかの理由で椎間板のなかの髄核が押し出され脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることで痛みや痺れが起こります。好発年齢は20~40代です。

腰部脊柱管狭窄症

老化などが原因で腰椎部の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫され、下肢の痛みやしびれ・脱力が発生します。50代を超えた中高年に多く見られます。間欠跛行(かんけつはこう)という歩行障害を伴うこともあります。

梨状筋症候群

お尻の奥深くにある梨状筋という筋肉が硬くなり坐骨神経を圧迫し、坐骨神経の走行に沿った痛みやしびれが出ます。腰痛はあまり出ず、お尻より下が痛くなるのが特徴です。


これら以外には変形性腰椎症(腰曲がりなど)、腰椎分離すべり症、脊椎炎、脊椎・脊髄・骨盤内のがんなどでも起こることがあります。

坐骨神経痛に対する鍼灸治療

坐骨神経痛の原因と治療期間

梨状筋症候群や特に器質的な原因がない筋肉が原因となる坐骨神経痛は短い期間で改善が期待できます。

脊柱菅狭窄症やヘルニアなどの器質的な問題の場合には治療期間や治療回数が長くなる傾向があります。

実際の坐骨神経痛に対する鍼灸治療

坐骨神経痛はそれぞれ原因となる疾患や部位が違うので、それぞれ対応が異なります。

局所治療

痛みや痺れが起きている局所に鍼をします。梨状筋症候群などの問題であればその問題となる筋肉自体や周囲に鍼をします。

傍坐骨神経刺鍼 – 鍼通電療法

坐骨神経の付近に鍼を刺し、低周波治療器により神経パルス(神経に通電)を行います。神経が興奮状態にあり痛みを感じ易くなっている状態を正常な状態に戻すこと(閾値の正常化)や坐骨神経周囲の筋肉の血流改善・筋緊張の緩和が目的です。

脊柱菅狭窄症・ヘルニアなどがある場合

脊柱菅狭窄症や腰部ヘルニアなどがある場合には、腰の神経が圧迫されていることが問題となることが多いので、症状のある坐骨神経走行上の場所だけではなく、腰部の神経根周囲に鍼をします。また、神経根にも低周波治療器による鍼通電療法を行うことで症状が改善すると報告されています。

坐骨神経痛に対する鍼灸治療の効果

治療効果は症状や個々人により異なることが多いですが、概ね良好な結果が報告されています。

8割以上が症状改善

小林らは「坐骨神経痛の臨床所見と原疾患の推定」(全日本鍼灸学会雑誌, 1988 年 38 巻 4 号 p. 429-436.)で以下のように治療成績を報告しています。

・優症例(症状が消失したもの)は51例の59%

・良症例(症状がある程度改善したもの)は26例の30%

・不変症例(症状が改善しなかったもの)は10例の11%

また、梨状筋症候群が原因と推定される坐骨神経痛の症例では不変症例はなく、全て症状が消失するか改善しています。

腰椎などの器質的原因が無い症例のほうが治療回数は平均すると5~7回と少ない回数で症状の改善が見込めるようです。

脊柱菅狭窄症やヘルニアがある場合にはある程度の治療期間が必要となりますが、症状の改善は期待できます。
当院でも腰椎が加齢により潰れてきていると指摘された方でも7回の治療で症状が改善した例があります

鍼は神経根ブロック注射より効くこともある

ブロック注射が無効であった症例でも鍼灸治療では鎮痛効果がしっかり出るということがあります。

持続効果(鎮痛効果の持続時間)をそれぞれ比較してみると、神経ブロックでは無効と4日であったのに対して、神経根鍼通電療法では10日から14日と4ヶ月以上であり、より長い効果持続時間を得ることができた

井上ら「根性坐骨神経痛に対する神経根鍼通電療法の開発とその有効性」明治鍼灸医学 20 1-8, 2002.

神経根部の炎症の程度や罹病期間などによる要因もありますが、器質的に神経根障害が起きている坐骨神経痛にたいして神経根鍼通電療法は有効な治療法のひとつということです。

坐骨神経痛の鍼灸治療の頻度は?

・痛みが激しい発症初期には連日 or 隔日

・落ち着いてくれば週に1~2回

坐骨神経痛の鍼灸治療はあまり期間を開けずに一気に治療するほうがよいです。
特に痛みの激しい発症初期にはあまり間隔を開けずに治療するほうがよいことが多いです。

ある程度落ち着いてくれば週に1~2回で治りきるまで治療するのがいいでしょう。

佐藤 長快

佐藤 長快

鍼灸師(国家資格). 公益社団法人 全日本鍼灸学会 正会員. 日本良導絡自律神経学会 正会員. 東京医療専門学校鍼灸専科 卒業. せんねん灸セルフケアサポーター. 日本良導絡自律神経学会の元副会長 後藤公哉先生に師事. 上海中医薬大学 短期留学 推拿コース修了. 上海中医薬大学 短期留学 解剖コース修了. メンタルケアスペシャリスト養成講座 基礎課程修了. 認定NPO法人 健康医療評価研究機構(iHope International) e-Learning 型 Midcareer Academic learning Program 臨床研究オンライン学習プログラム修了.

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