「鍼灸を受けるのにブラジャーを取る必要はある?」
「鍼治療を受けるのにどこまで脱ぐ必要がある?」
こんにちは!吉祥寺メックス鍼灸院の梅木です。
当院では鍼治療を受けるときに無理に下着を取る必要はありません。
しかし、鍼灸治療を受けるのに不向きな下着もあるので解説していきたいと思います。
- 無理に下着・ブラジャーを取る必要はない
- 下着によっては鍼をできる範囲が制限される
- 肩・背中がしっかりでる下着のほうがいい
- 鍼灸院によって対応は違う
目次
鍼灸院によって対応は違う
鍼灸治療でブラジャーを取るかどうかは、鍼灸院や鍼灸師の考え方によって異なります。
実際に検索したところ、
・背中に鍼やお灸をする場合はブラジャーのホックを一時的に外す
・ブラジャーのホックが背中に無い場合はブラジャーを取る
・背部などが主訴の場合下着を外す
というように、鍼灸院ごとに対応は違います。
ただ、多くの場合は無理にブラジャーを取ってもらうということはありません。
当院の場合は
下着(ブラジャー)はどうすればいいですか?
ホックタイプなら取る必要ありません。
スポーツタイプのように背中が大きく覆われてしまうものでしたら取っていただかないと背中が施術できない場合があります。
抵抗がある場合は取る必要はありません。
とお答えしています。
ご不安であれば、鍼灸を受ける予定の治療院に直接問い合わせたほうが良いかもしれません。
下着を取ってという鍼灸院があるのはなぜ?
下着・ブラジャーを無理に取る必要はないと当院は考えていますが、鍼灸師からすれば下着はない方が圧倒的に施術はやり易いです。
下着がない方が施術し易い
下着などで皮膚や筋肉が締め付けられている状態よりも、なんの締付けもい状態のほうが体の状態をより正確に見ることができます。
また、背中全面をしっかりと施術できるほうが治療の効果が高くなる場合が多いです。
衛生面的に鍼を衣服の上から打つことはできない
ごくまれに衣服や下着の上から鍼を打っている鍼灸師がいますが、これは衛生面的には最悪です。
鍼の施術はその特性上、人体の中に鍼が入っていくわけですから、鍼はクリーンな状態でなければなりません。
衣服や下着を貫通した鍼は当然クリーンな状態ではありません。
無理に下着を取らなくてもいい
しかし、下着(ブラジャー)をとるということは心理的に抵抗があって当然かと思います。
無理に下着を取る必要はないと思っています。
快適に鍼灸の施術を受けていただくためにも、当院では無理に下着を取ってくださいとお願いすることはありません。
一般的な鍼灸治療では無理に取る必要はない
一般的な首・肩こり・腰痛などの鍼灸治療でブラジャーを取らなくても施術することは十分できます。
ただし、背中など多くの範囲が覆われていて、ずらすことも難しいような場合ですと、鍼灸の施術できる範囲が制限されるので施術の効果が低下することはあります。
背中が出ている下着の方が良い
下着を着ている状態で鍼灸治療はできますが、お悩みの症状が首・肩こりや腰痛等の場合には背中の筋肉も張っていることが多いので施術の対象となることが多いです。
ですので、下着をつけている場合にはずらしたり、めくったり、ブラジャーのホックを外さなければならない場合はあります。
鍼灸治療が受けづらい下着
以下のような下着の場合には施術できない箇所が出る場合があります。
✖ スポーツブラ
✖ タンクトップ型ブラ
・背部の覆われている面積が大きい
・ずらしたり、めくったりできない
・形状維持が強く、ずらしても戻ってくる
これらのように素材的に形状維持が強く背面が覆われている面積が大きいものは鍼灸治療を受けるのには不向きです。
ずらして鍼を打った場所に戻ってきてしまうと鍼に干渉するため、しっかりと鍼を刺して置いておくことはできません。
ブラトップなどもめくったときにできるだけ背中が出るもののほうが施術はしやすいです。
下着・ブラジャーを取らなければならない場合はある?
想定されるブラジャーを取る必要があるケースは、「ブラジャーで覆われている箇所に鍼をしなければいけない場合」です。
ブラジャーを取る必要がある施術とは?
・帯状疱疹など皮膚症状の鍼灸治療で症状が胸部にまである
・バストアップ等の胸に対する鍼灸
前述したように、鍼は衣服の上などから刺すのは衛生面的によくありません。
乳腺炎の鍼灸治療や胸部帯状疱疹、当院では取り扱っていませんがバストアップの鍼施術や美乳鍼などの施術をしている鍼灸院はあります。
そのような場合には胸に直接鍼をするのでブラジャーを取る必要はあるかと思います。(鍼治療でバストアップの効果や胸の形状を変える事ができるのかは疑問ですが)
まとめ
- 一般的な鍼灸治療で下着・ブラジャーを無理に取る必要はない
- 背中を出しやすい下着のほうがいい
- 対応は鍼灸院によって違うこともある
下着を取る取らないもそうですが、ご不安な事があれば施術を受けたいと思っている鍼灸院に直接問いわせて聞いてみるのがオススメです!