当院で施術を受けていただくにあたって、あらかじめお読みいただきたい内容です。ご予約の前にご確認ください。
施術をお受けいただけない場合
当院では施術を行っていない方
- 妊娠中の方・妊娠の可能性がある方
- 産後1か月以内の方
施術を受けられない体調・状態
- 発熱があるとき
- 感染症にかかっているとき
- 当日にお酒を飲まれた場合
これらに当てはまるときは、ご予約をお控えください。ご予約後の場合は、キャンセルのご連絡をお願いします。
施術前にお知らせいただきたいこと
次に当てはまる方には、施術の方法を変更します。初回の問診と同意書でおたずねしますので、該当する項目は必ずお知らせください。通院の途中で状況が変わった場合も、その都度お知らせください。特に、妊娠された場合・妊娠の可能性がある場合は、必ずお伝えください。
電気を使う鍼施術(低周波鍼通電)を行わない方
- 心臓ペースメーカー・植込み型除細動器などを装着している方
- 心電図の検査機器など、体に着けたまま生活する医療機器を使用中の方
施術する部位・方法を変更する場合
- 人工関節・人工血管が入っている方(その部位への鍼施術を避けます)
- 感覚が鈍い部位がある方(お灸や電気を使う施術で、刺激の強さを判断できないため)
- 血が止まりにくい方(血をサラサラにする薬を服用中の方を含みます)
- 糖尿病・悪性腫瘍の治療中など、感染への注意が必要な方
- 次のものにアレルギーのある方
▷金属(鍼はステンレス製)
▷アルコール・クロルヘキシジン(消毒液)
▷シリコーン(鍼の表面加工)
▷ヨモギ(お灸の原料) - 血圧の異常を指摘されている方
該当する項目があっても、施術そのものをお断りするわけではありません。方法を変えて対応します。
鍼を刺してほしくない部位がある方
施術前にお申し付けください。内出血が気になる部位なども含めて、外して施術を組み立てます。
効果の現れ方について
鍼灸治療の効果の現れ方には個人差があります。施術の直後に変化を感じる方もいれば、数日かけて少しずつ変化が出る方もいます。
改善までに必要な施術の回数も、一律ではありません。
- 症状の種類によって違います。短い経過で変化が出やすい症状もあれば、時間のかかる症状もあります。
- 同じ症状でも、重さや続いている期間によって違います。慢性的な症状や、長い期間続いている症状では、1回の施術で十分な変化を実感できないことが多くあります。
- 体質によって、鍼への反応の出方が違います。反応が出やすい方は少ない刺激で変化しますが、その分、刺激が多すぎるとだるさなどが出やすくなります。反応がゆるやかな方は、変化に回数がかかることがあります。当院では、お一人おひとりの反応を見ながら、1回に行う刺激の量を調整しています。
- 鍼灸施術で変化が出にくい場合もあります。数回続けても変化がみられないときは、施術の内容を見直すか、医療機関の受診など別の選択肢をご案内します。
こうした理由から、施術の結果をあらかじめお約束することはできません。回数の見通しは、初回の問診と施術のうえでお伝えしています。
施術は毎回、その時点のお身体の状態と前回からの変化をうかがいながら、施術者が最善と考える内容で組み立てます。
起こる可能性のある反応(副作用)
鍼灸では、施術者が十分に注意していても、次のような反応が起こることがあります。多くは当日から数日で自然におさまります。
| 起こる可能性のある反応 | 1回の施術あたりの割合 |
|---|---|
| 内出血・青あざ | 約2.6% |
| だるさ・眠気・めまい・吐き気など | 約0.8% |
| 鍼を刺した部位に痛みや違和感が残る | 約0.7% |
| 鍼を刺すときの痛み | 約0.6% |
| 症状が一時的に強くなる | 約0.2% |
| お灸による軽いやけど | 約0.2% |
| 刺した部位の赤み・かゆみ | 約0.1% |
国内8施設・14,039回の施術を対象とした調査(2017年)による割合です。この調査では、内出血の約8割が1cm未満、鍼を刺した部位の痛みの約8割が軽度、お灸によるやけどの約8割がもっとも軽い程度のものでした。
この割合は、多くの施術を平均したものです。起こりやすさには体質や体調による個人差があり、内出血しやすい方は施術のたびに起こることもあります。反応の出方を見ながら、鍼の太さや刺激の強さを調整していきます。
だるさ・眠気について:施術後に出ることがあります。お車を運転される場合はご注意ください。
症状が一時的に強くなる場合について:数日たっても改善しない場合は、ほかの原因も考えられるため、医療機関の受診をおすすめします。
初めて鍼を受ける方へ:上記の調査では、初回の来院時にいずれかの反応が出た割合は8.3%、2回目以降は5.9%でした。鍼への緊張が強いとき、睡眠不足や体調がすぐれないときにも出やすくなります。当院では初回の施術は刺激を控えめに始め、お身体の反応を見ながら調整していきます。
お灸について
お灸を行うかどうかは、その日のお身体の状態を見て施術者が判断します。通常の施術の一部として行う場合、追加の料金はかかりません。
ご自身のご希望でお灸を受けられる場合は、オプションとしてお受けいただけます(料金はコース料金のページをご覧ください)。
- 当院で使うお灸は、台座を介して温めるタイプ(せんねん灸などが代表的なものです)が基本です。
- 熱いと感じたら、その時点で外しますのでお知らせください。ピリピリする、チクチクするなど、「熱い」以外の感覚でもすぐにお知らせください。
- 熱さを感じにくい場合でも、低温やけどになることがあります。感覚が鈍い部位がある方は、あらかじめお知らせください。
- お灸によるやけどの可能性は、注意していてもゼロにはできません。やけどを確実に避けたい場合は、ご来院時に同意書のチェック欄でお灸を希望しない旨をお選びください。
施術の安全のために
- 鍼はすべて使い捨てのものを使用しています。
- 繰り返し使う器具(鍼を刺すときに使う筒「鍼管」など)は、施術ごとに交換し、高圧蒸気による滅菌(オートクレーブ)を行っています。
- 背中側への施術では、皮膚に対して斜めに鍼を入れることを基本とし、肋骨の位置を手で確認してから、体格に合わせて深さを変えています。
- 鍼を刺したままお待ちいただく間、背中にタオルや毛布はかけません(上から圧がかかると鍼が深く入るおそれがあるためです)。寒さは赤外線ライトで調整しています。
鍼を刺したままお待ちいただく間は、お身体を動かさないようにしてください。 体を動かすと鍼が深く入ったり、抜きにくくなったりすることがあります。姿勢がつらい、寒い、痛いなど気になることがあれば、動かずにお声がけください。
同意について
ウェブ予約が完了した時点で、このページの内容と、ご予約時に表示される施術料金にご同意いただいたものとして扱います。料金は、効果や結果の有無にかかわらず、所定のとおり申し受けます。
初回来院時には、健康状態の確認とこのページの内容についての同意書にご記入いただきます。
施術内容は、個人が特定できない形に加工したうえで、症例として当院のウェブサイト等に掲載する場合があります。掲載を希望されない場合は、ご来院時に口頭でお申し出ください。
いただいた個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーをご覧ください。
ご予約・キャンセルについて
ご予約の変更・キャンセルは、できるだけ前日までにご連絡ください。
無断でのキャンセルが繰り返される場合、次回以降のご予約をお断りすることがあります。
体調不良・やむを得ない事情によるキャンセルの場合は、当日・後日であっても差し支えありませんのでご連絡ください。
施術の内容や料金については、鍼灸治療コースのページをご覧ください。
参考文献
- 坂本歩(監修),公益社団法人 全日本鍼灸学会 臨床情報部 安全性委員会(編).鍼灸安全対策ガイドライン2025年版(改訂第2版).医歯薬出版, 2025.
- Furuse N, Shinbara H, Uehara A, et al. A Multicenter Prospective Survey of Adverse Events Associated with cupuncture and Moxibustion in Japan. Med Acupunct. 2017;29(3):155-162.
- Witt CM, Pach D, Brinkhaus B, et al. Safety of acupuncture: results of a prospective observational study with 229,230 patients and introduction of a medical information and consent form. Forsch Komplementmed. 2009;16(2):91-97.
- Bäumler P, Zhang W, Stübinger T, Irnich D. Acupuncture-related adverse events: systematic review and meta-analyses of prospective clinical studies. BMJ Open. 2021;11(9):e045961.
